学位・資格
博士(理学),臨床工学技士,第1種ME技術者,MDIC(医療機器情報コミュニケータ),日本救急医学会ICLS認定インストラクターほか
研究内容
各種電気医療機器の安全性に関する研究
KEYWORDS: 電気医療機器
応用分野: 除細動器,AED,電気メス
医療の現場では除細動器やAED,電気メスといった電気を利用した医療機器が数多く使われています.これらの機器は適切に使用されなければ感電や熱傷事故の原因となります.そこで,本研究では不適切な使用をした場合にどのような電気的危険があるかについて調べています. 現在は特に,AEDや除細動器を濡れた環境,高温あるいは低温環境で用いた場合にどのような障害が起こりうるか研究を行っています.
医療機器の改良および臨床工学技士のための教育用教材開発
KEYWORDS: 臨床工学技士,医療機器
応用分野: 医用機器,臨床工学
現在医療で用いられている様々な機器はまだまだ発展性のあるものがあります.本研究では,現在,実際に利用されている医療機器の改良を行い,その効果について検討します.また,臨床工学技士の養成を行う上では 様々な実習を行う必要がありますが,実際の患者様を相手にするわけにはいきません.そこで,生体の代わりになるような実習用教育教材の開発を行っています.
ファインバブルの基礎研究と応用研究
KEYWORDS: ファインバブル,マイクロバブル
応用分野: 医用機器,殺菌・消毒・洗浄,環境
ファインバブルとはマイクロバブルをはじめとした微細気泡のことで,気体と液体を高速で混合したり,超音波を用いて作り出すことができます.近年では,マイクロバブルを造影剤の代わりに使用したり,マイクロバブル表面の帯電を利用して荷電したウイルスを集めるなど,医療分野にも利用され始めています. 本研究では,マイクロバブルを作り出す装置の開発,発生させたマイクロバブルの特性研究,および医療への応用を行っています. 本研究室では,マイクロバブルを利用して人工透析に用いられる血液回路内の流れの様子を可視化する研究や新しいマイクロバブル発生装置の開発を行っています.
更新日: 2022/09/06