活動銀河核の構造・形成進化や波面補償光学技術の研究
素粒子論および素粒子的宇宙論、特にダークマター、加速器物理および物質・反物質の非対称性の研究
トポロジカル物質や強相関電子系物質で見られる新奇な秩序相などに対する、その微視的なメカニズムの理論的解明
特殊な強誘電体の性質の研究および高機能な電子素材の開発
亜鉛や硫黄など自然に優しい物質を使った新しい半導体の基礎物性の探索
コヒーレント光による流れの計測と血流イメージングの応用
電子スピン共鳴など物性的な手法を用いた地球環境の歴史を解明する方法の追求、ほか、放射線事故における被曝線量の計測
先端の血液透析装置と透析技術の研究
鉄による酸化ストレス障害と病気との関連の探求
医用電気機器の安全性やマイクロバブルの医療への応用の研究
この講義では幅広い量子現象を記述する最も基本的で強力な理論体系である「量子場の理論」の基本的な内容を学ぶ。また、時間が許せば、いくつかの応用例 ― ボーズアインシュタイン凝縮、超伝導 ― について学ぶ。
この講義では、イオンビームが物質と衝突した際に誘起される電子励起過程などに関する物理現象を解説する。力学、電磁気学、量子力学を基礎として、加速・制御されたイオンビームが見せる物理学の世界を学ぶ。
この講義では固体物理学の基本的な知識の整理に触れながら、半導体中の格子欠陥の基本的な性質や挙動に関して紹介する。
本講義では,欠陥のない理想的な金属結晶と共に実在の金属材料に対して、材料(結晶)の変形および破壊挙動をミクロ組織および化学組成の観点から議論する。
この講義では機能性有機固体の性質を理解するために必要となる固体物性の基礎を学ぶ。量子力学の基礎の確認から開始して周期系の議論、光学特性の理解へと議論を進め、重要性の高い題材を多く紹介し知識の充実を図る。
太陽系の隕石、宇宙塵、惑星、太陽系外惑星の検出について講義する。また、惑星科学、系外惑星に関連した最近の論文を講読し理解を深める。
この講義では固体中の照射効果を利用した年代測定法の原理とその方法、またそれによって得られる年代を用いた地球科学的また人類学的応用例について学ぶ。
この講義では、可視光と赤外線の観測から天体の物理状態をどのように探るのかを知るために、天体における可視光と赤外線の生成過程の基礎を理解し、さらに光赤外線天文学における観測手法と観測量、関連技術について理解することを目的とする。
この講義では,凝縮系物理学の中でも量子効果がマクロなスケールで出現する超伝導現象について学ぶ。実験が示す超伝導の基礎的な性質を把握し,現象論であるギンツブルク・ランダウ理論および微視的理論であるBardeen-Cooper-Schrieffer(BCS)理論を理解することを目標とする。
この講義では様々な波動もつコヒーレント性について理解したうえで、その応用技術についても学ぶ。また、最新の医療機器の現状についても調査し、技術課題を把握する。
この講義では、まずニューロンで電気信号が生成・伝達される仕組みを理解した後、ニューロンが多数組み合わされて構成される神経系の仕組みについて考える。また、脳波、脳磁図といった電気生理学的な手法が、どのように臨床応用されるかについても紹介する。
この講義では、酸化ストレスによる細胞傷害機構の基礎を生物物理学的な観点から学ぶ。とくに、生体内に豊富に存在する鉄、銅などの遷移金属の関与に着目する予定である。また、酸化ストレス研究に有効な電子スピン共鳴の基礎を医学・生物学への応用例を通して学習する。
この講義では、呼吸・循環といった生理現象について力学・電磁気学などを用いた物理学の観点から理解することを目的とする。また、物理学の治療分野への応用について適宜、論文・資料などを紹介しながら触れる。
この講義では、60年以上にわたって試行錯誤で行われてきた血液透析の過程およびその将来像についての知識を提供する。
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