大学院について

物理学の発展やその技術応用、臨床研究に携わるスペシャリストの養成を目指す

先端技術のみでなく基礎理学をも含めた科学の水準を高めることは社会にとって重要な課題です。そのために、論理的思考を通じて諸現象に適切に対応できる人材の育成・発展を目指しています。

大学院応用物理学専攻には、量子物理、物性物理、放射線物理、医用物理の4系列があり、物理科学専攻、臨床工学専攻のいずれからも大学院へ進学し、修士の学位を取得することができます。

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量子物理

荷電粒子と物質との衝突における電子励起過程、ハイパー核およびハドロンの構造と反応について理論的な研究を行っています。また、素粒子論を使って宇宙論の諸問題に取り組んでいます。

物性物理

高融点金属における粒界強さの評価やその改善,機能性半導体の基礎開発へ向けた研究,および強相関現象を利用した分子性電子材料の開拓を行っています。

放射線物理

電子スピン共鳴年代測定による古環境変動史の解明や熱ルミネッセンス法を応用した地球・惑星科学研究,放射線と物質の動的相互作用に関する理論的研究を行っています。

医用物理

活性酸素・フリーラジカルによる細胞損傷機構と生体内金属の関係に関する研究,尿素センサーを用いた人工透析の高効率化や脳磁図を用いた脳機能の解析と臨床応用,マイクロバブルの医療への応用や超伝導を利用したセンサーの開発を行っています。

なぜ大学院に進学するのか?

10年前—古き良き時代?
・大学院卒の方が、学部卒より就職や入社後に有利
・学生生活を延長して楽しめる
現代
社会の動きが速くなり、昨日までの知識をアップデートしないと今日に対応できない。
これからの大学院での修学のポイント
知的な基礎体力の養成
「自ら問題を探すことができ、周囲と協力して自らで解決策を生み出し続ける人」

大学院生への社会の期待

価値観が多様化した現代、社会は広い視野を持ち、自分で考え決断する、実力あるプロフェッショナルの“タマゴ“を求めています。
大学院修了生はまさにそのようなニーズに応える人材です。当研究科修士課程を修了した学生は、多くが企業の開発部門・技術研究部門に進んだり、情報産業や理科教育の中核を担う教員として活躍しています。
さらに、研究者を目指す上では大学院博士課程に進む道もあるため、そのような大学院生による国内外での学会発表等も盛んです。

大学院の教育とは

学院と学部で大きく違うところは、研究活動を行う点です。大学院でも授業はありますが、授業時間は平均して週2から3時間程度です。座学に代わり、指導教員のもとで各自の研究を進めたり、それを実行するのに必要な文献調査・資料作成や自分の将来の進路のための勉強を進めることが主となります。学部までに習得した知識を活用して、教員のアドバイスを受けながら主体的に研究を求めることが求められるようになります。

 

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